企業の不正についてーチケットぴあ、店頭販売(一般前売り)の場合⑦

問い合わせフォームから「御社の重大なコンプライアンス違反に関して」とメールしたら、即、反応がありました。

告発者の保護も約束し(これは後に反故にされた)、個人情報にも留意、顧問弁護士も同席して話を聞くと言います。

さすがそれなりの企業は対応が違う。

電話やメールでは詳細な説明が出来ないと思い、時間を割いて、相手本社まで訪問して、これまでの事情を説明しました。

真摯な対応を示したのはここまででした。

その後の調査で、該当店舗の店員はその企業の社員ではなく、テナントの社員だったのです。

要するに、チケットぴあの運営を任された別企業だったと。

またここで登場するのが「直接の雇用関係がないので口出し出来ない。」

そりゃー、法的にはそうなんでしょうけども、それではテナントに入っている店舗の店員に何かやられても、誰も責任取ってくれないってことですよね?

そんな非常識な対応をする店舗に文句言っても対応する訳ないし。真摯な対応をするならば、そもそも問題を起こしたりしない。

そして更に問題なのは、「民間企業であれば気に入らない客を出入り禁止にしても法的に問題がない」ということなんです。

マスコミやネットでクレーマーを面白おかしく取り上げますが、結局のところ、消費者は圧倒的に弱い立場なんです。

本来受け取れるべきチケットを抜き取られ、あんた気に入らないから来るなと言われても、どうすることも出来ない。

 

「うちの社員じゃないからうちには責任ない。」と突っぱねられ、必死にネットを検索して、やっと運営会社の正体が分かりましたが、従業員が一桁の零細企業でした(この企業はこのショッピングセンターで度々行われるイベントの運営も受託しており、その繋がりでチケットぴあの運営も委託されたと思われます。普段からそういう業務提携があるので、一消費者の告発より業者の言い分を優先するのかも知れません)。

勿論こんな会社に、コーポレートガバナンスコンプライアンスなんかある訳がない。実際にこの会社の口コミが1件だけありましたが、研修など一切ないとありました。今までやりたい放題のことをやって来れた理由が分かりました。